すべてのものごとは、神を代弁する声のこだまである
あなたは自分に見えている世界を疑っていないようである。
肉眼を通して見せられるものを、本気で疑問視することがない。
また、自分の五感はあてにならないものだと学んでから久しいというのに
なぜそれを信じるのかと自問することもない。
あなたの判断は、五感が差し出す証拠に基づいている。
ところが、これ以上に間違った証拠というものはほかにあったためしがない。
自我は、あなたの五感を巧みに導いて
あなたがどんなに弱い者であるかを証明しようとする。
どんなに無力で怯えているか、正当な処罰をどんなに恐れているか
どれほど罪悪感に苛まれているかを証明しようとする。
自我がこのように語る存在、そしてなお守ろうとしている存在があなたであると、自我はあなたに告げる。
そしてあなたは確かにその通りだと頑なに信じている。
それでも、その確信の裏にはひそかな疑いが残っている。
自我が咎めている相手は自我だけである。
自我が罪悪感を見ているのは、自我の内側においてである。
自我の声を聞いてはならない。
自我が自分の罪をあなたのものだと証明するために送ってくる証人たちは
偽証する者たちである。
彼らの証拠を疑うことこそが、あなた自身を認識するための道を開くということを
あなたは学ばなければならない。
あなたに何がふさわしいかを決めるには
神を代弁する声に判事になってもらいなさい。
聖霊は神が愛しんでいるものだけを認識する。
そして、聖霊の見るものが放つ神聖な光の中では、あなたの本性についての自我の夢は
聖霊の目に映るその輝きを前にしてすっかり消え失せる。
聖霊はあなたという美しい被造物について証言し、
あなたの実相を創造した想念の主である心について証言する。
聖霊の教えるレッスンにより
あなたは幻想と真理との間の隔たりを埋めることができるようになるだろう。
神に愛されているあなたには善きことだけが訪れるということを
あなたはもはや疑わなくなるだろう。
聖霊は、あらゆる状況や出来事を解釈しなおしてくれる。
憎しみに越えたところに愛を
変化の中に不変性を 罪の中に清きものを
世界の上に天国の祝福のみを
見るようになる。
これがあなたの復活である。
それは肉体とこの世界を超えたところにある。
あなたの自己と創造主はひとつのものである。
聖霊にあなたの考えを渡せば 聖霊はそれらを奇跡に変えてあなたに返してくれる。
その奇跡は神の永遠の愛の証しとして
神が神の子に与えようと意志する全一性と幸福を喜んで宣言する。
神を代弁する声が神の子を讃えるのをあなたが聞くとき
誰もが耳を傾ける。
そして、その声があなたの心の中で解釈し直した考えを、誰もがあなたと共有するだろう。
私たちは正気を取り戻してくれた聖霊に感謝し
喜びのうちに、私たちは今、復活した心を天に向ける。
そして私たちは、救済と解放そのものである聖霊を。１時間ごとに思い出す。
私たちが感謝を捧げるとき、世界は私たちとひとつになり
私たちの神聖な考えを快く受け入れる。
真理の中に幻想はなく、神の平安は私たちを通して誰にでも属しているという喜ばしい知らせを
私たちは世界中に運んでいく。
☆すべてのものごとは、神を代弁する声のこだまである