一なる生命があり、それを私は神と共有している
さまざまな種類の生命というものはない。
生命は真理と同質のものだからである。
それには度合いというもんが無い。
それは、神が創造したすべてのものが共有一なる状態である。
神のすべての想念と同じように、生命に対極はない。
神が創造したものは神の生命を共有するので、死は存在しない。
神と反対のものは存在しないので、死は存在しない。
父と子はひとつなので、死は存在しない。
あなたは、死とは肉体に関することだと思っている。
しかし、死とは一つの想念に過ぎず、肉体の死と見なされているものとは無関係である。
考えは心の中にある。
もし変化が生じるとすれば、その源において考えが変わらなければならない
死とは、自分が自分の創造主から分離しているという考えである。
心は自分が眠っていると考えることができるが、それだけである。
心は肉体を作ることができないだけでなく、肉体の中に住むこともできない。
心は、すでに存在しているものだけを創造するのであり
死ぬように見えるものは、ただ心が眠っていることを示すしるしであるにすぎない。
しかし目覚めていようと眠っていようと、心は心である。
神は目覚めている心のみを創造する。
神は眠ることはない。
一見、生命の反対の状態のごとくに見えるものは、ただ眠っているだけである。
心が心ではないものになることを選び、自分がもっていない異質の力を身につけようとしたり
自分が入っていくことのできない異質の状態や
自分の源の内にはない偽りの状態を装おうとするとき
心は少しの間、眠りにつくように見える。
その心は時間という夢を見る。
目を覚ませば、その心は、これまで通りに存続していく。
私たちは今日、どのような形の死を願うこともしない。
今日私たちは神の聖なる家を、神がそれを築いた通りに保つように努力する。
私たちはひとつの生命を共有している。
私たちには一なる源があり
神が完璧なものとして創造した神聖な心の中に常にとどまっているからである。
私たちは今まで通り 今もこれからも 永遠にそのままにあり続ける。
眠っている心は必ず目覚める。
心眼は今や必要ではなくなる。
なぜなら、目覚めた心とは、自分の源や自己や聖性を知る心だからである。