レッスン195

愛は私が感謝の内に歩む道である

世界を誤って見ている者にとって
感謝というレッスンを学ぶことは難しい。
あなたの感謝は、すべての悲しみの原因を世界中から消滅させた神だけに
捧げられなければならない。

苦しみを理由にして感謝するのは狂気である。

兄弟があなたの「敵」となる理由は
あなたが兄弟の中に自分と平安の奪い合いをする者を見るからである。
彼は、あなたの喜びを奪い、希望も残らないほどに容赦なく
絶望の闇をあなたに残す略奪者である。
そうなると、望むべきは復讐だけとなる。

愛は比較しない。
感謝は愛と繋がっているときにのみ
真摯なものでありえる。

私たちは、自分たちの中で一切のものが自由を見出すということを
父なる神に感謝する。
感謝を捧げなさい。
しかも真摯に捧げなさい。
そしてあなたの感謝により、あなたとともに脱出する者たちのための場所を作りなさい。

生きとし生けるものから私たちは分離しておらず
神とひとつであるということだけに感謝する。
すべての命あるものについて私たちは感謝する。

感謝のうちに愛の道を歩みなさい。
あなたの赦しが完全となるとき、あなたの感謝は全的なものとなるだろう。

今日私たちは、怒りや悪意や復讐のかわりに感謝について考えることを学ぶ。
感謝が神への道を整え、あなたが夢にも思わないほど学びの時間を短縮する。
感謝は愛とともにあり、感謝があるところには愛がある。
愛は感謝の道以外の道を歩くことはできず
神への道を歩む私たちも、そのように進んでいく。